上発知町歌舞伎舞台(沼田市)概要: 上発知町歌舞伎舞台は当地の鎮守(諏訪神社・武尊神社)の境内に設けられ社殿とは対面している位置関係です。建物は江戸時代後期に建てられたもので、木造平屋建て、寄棟、鉄板葺き(屋根の形状から元茅葺だったと思われます)、平入、桁行5間、梁間3間、外壁は柱のみの吹き放し。
案内板によると「 諏訪神社・武尊神社合祀の境内にあるこの舞殿は、間口5間、奥行3間。沼田市に残された貴重な歌舞伎舞台で、舞台を広くまた立体的に使用するために、迫出車3台、2重引分け2台等独特の仕掛けが装置されている。上発知町の棟梁星野艶次郎が、明治32年(1899)に改装したが、上下2台の組立下座もあり、歌舞伎に必要な付属品、幕、ふすま、大道具、小道具等も保存してある。 沼田市教育委員会」とあります。
上発知町歌舞伎舞台は江戸時代後期の農村歌舞伎舞台として貴重な事から昭和55年(1980)に沼田市指定重要文化財に指定されています。
上発知町歌舞伎舞台:上空画像
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