本照寺(安中市・松井田宿)概要: 本照寺は親鸞聖人の旧跡とされます。親鸞は建保2年(1214)越後国から京都へ向う途中、碓氷峠を越えこの地を訪れた時(本来北陸道を利用し京都へ向うのが最短距離でしたが、冬の為断念し、信濃から東山道で京都を目指したとされます)、師である法然上人の死を偶然当地を訪れた智明坊(京都の吉水で共に修行した法友)から知らされ落胆のあまり吐血したと言われています。この話しを聞いた親鸞はこの法然上人がいない京都に上る意味がないとして常陸国に向ったとされます。安永2年(1773)、釈智流法師は親鸞の旧跡として御堂を建立し本尊である阿弥陀如来像と帰命盡十万无碍光如来を安置したのが当寺の創建と伝えられています。宗派は真宗大谷派。
|